◆◇◆ 死にマヌケ ◆◇◆
  〜こんな死に方をし(てしまっ)た!! 事例集〜

    【特別編】馬達に捧げるレクイエム

このお話は、私が現在メインに使っているキャラ、ライラレン(Laila-Ren)が、
まだヤング取れ取れの頃のお話です。実はこれ、公式サイトの「テイマー物語」
に応募したのですが、あえなく落選いたしました。
そこで、せっかくですし、ネタばらしをしつつ、ご紹介したいと思います。


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あの懐かしいヘイブンで、生まれて始めてテイムした白い馬の名はSil
私達は、どこへ行くのも一緒でした・・・。


あれは、私が馬のSilと共に新大陸に下りたって間もない頃の事でした。
いつか、ナイトメアやドラゴンをも従える強い動物使いになるんだ!
そう思って修行を始めたばかりの私は、まだまだこの世界の厳しさがわかっていませんでした。
ある日私は、無謀にもろくな装備もなしに、デルシア郊外の丘陵へ遠乗りに出かけたのです。
羊や牛の遊ぶ牧歌的な景色の中をSilと共に早駆けするのは、なんと楽しかった事か!
しかし、すぐにあたりは起伏と段丘の多い丘陵地帯になり、私はそこで迷ってしまいました。
とある角を曲がったときでした。
目の前に見た事もない人型の生き物がいました。
褐色の肌の彼らは、私を指差したり拳を振り上げながら知らない言葉で叫び始めました。
いったい、なに?
と思う間もなく、彼らの武器が私に向かって振り下ろされました。
わけもわからないまま、必死で戦いました。
未熟な弓はろくに当たらず、反撃の魔法はしけたマジックアロー。
身体中傷だらけになって逃げようとした時は、もう遅かったのです。
目の前が真っ暗になり、気がついたら灰色の世界に立っていました。
それから私は、悲惨な光景を目にしたのです。
目の前で、Silが戦っていました。
誰の助けも無いまま、私の死体を護って!!

「もういいから、逃げて!」
と叫んでも、幽霊の声は言葉にならず、Silは「大丈夫!」とでも言うように元気にいなないて戦い続けるのです。
私は大急ぎでデルシアへ戻り、蘇生してもらうと靴も履かず駆け出しました。
早く戻らないとSilが殺される!
しかし、さっきの場所へ戻った時、そこで見たのは蹴り殺された敵二人の死体と、勇敢だったSilの亡骸でした。
心の底では無駄かもしれない、とわかっていたのです。
それでも万が一にも間に合えば、と思ったのに。
せめて仇だけは討ってやりたいと、心から願いました。
それに、Silが死んでしまった今、何を失うというのでしょう?
私は、角付ヘルメットをかぶった大将らしい奴に、素手で殴りかかりました。
死に装束のまま、殴っては逃げ、殴っては逃げ。
やっと街の門をくぐり銀行の前まできた時、ガードが飛んできて仇の大将を成敗してくれました。


以来、私はペットを連れている時は、極力死なないよう気を付ける様になりました。
修行の一人旅で私が死んだら、誰も彼らを護ってはくれないからです。
私もあれから成長し、騎乗動物も凶暴オスタードやユニコーンになりました。
それでも主を無くした馬を見るたびに、Silの凄絶な最後を思い出すのです。
だから、自分でテイムした馬やオスタードには、きちんと飼い主を見つける事にしています。
それが、Sliを無駄死にさせた私の、せめてもの償いだから・・・。




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【本日の教訓】「見えない段差に要注意。・・・見えてるならはまるな(汗)」

 Laila-Renのお話は、今日はここまで。
 もっと読みたい方は、彼女が一度に3回も死ぬ話がありますので、そちらを読んでください。

以上、2001.04.26.記す。

その6.ラグってBOX、三回死ぬ!を読む。(2001.05.22.UP!)
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